FILE.10 セミバケットシートへの交換  



純正のシートは調整機構が多く、自分の好きな位置に合わす事が出来ます。
でも、ホールド感が足りないと思う事はありませんか?
レース用のフルバケットまでは必要ないので、今回はリクライニングのセミバケットに交換してみました。
今回取り付けたのはD&Wのセミバケットシートです。
本当はレカロのSR3が欲しかったのですが、知り合いが安く譲ってくれる事になったのでこちらにしました。
中身はSRと全く同じだそうです。

社外のシートはそれだけでは取り付けが出来ません。
レカロならスライドレールとベースフレーム、ブリッド等はシートレールが必要です。
レカロで正規品で無い場合は純正のレールが手に入らないらしいので、更にブリッド等のレカロアダプターが必要となります。

今回は安くあげるために汎用シートレール(メーカー不明)をヤフオクで落としました。
落札したシートレールにはシートとレールを繋ぐアダプターが付いていませんでした。
当初はブリッドのレカロアダプターを使うつもりでしたが、ブリッド製ではないためそのままでは使用できないことが発覚。
どうせ改造が必要なら作っちまえ!と言うことで、今回はアダプターを自作しました。

現物合わせで図面を引いて、会社に材料と機材がある親父に発注して出来たのが写真のものです。
4ミリ厚のステンレスプレートにシートレール取り付け用の10ミリボルトが溶接してあります。
もちろん車検非対応ですが、しっかり付いてれば大丈夫らしいです。
格安で譲ってもらったので、シート自体の程度はそれなりに使い込まれた感がありました。
特に問題だったのが、シートとレール(アダプター)を固定する部分。
SR系のシートを見ると分かりますが、取り付け部分にカラーが付いてます。
これが取れると、もれなくネジ部が外れてしまいます。
で、外れてました(^^;

同じ高さのナットの内径をドリルで軽くテーパー状になるように加工して収まるようにし、軽くハンダを流し込んでおきました。
ホントは溶接ですが機材が家にないので(^^;
実際は固定してしまえば問題ない部分ではあります。
シートを逆さにして自作のアダプターを取り付けます。
市販のレカロアダプター等も取り付けは同じです。
シートに直接取り付けるタイプのレールは、レールを取り付けます。

写真はありませんが、その後にシートレールを取り付けます。
車体から純正シートを取り外します。
シートは4カ所で固定されています。
シートを取り外してしまう前に、シート下のコネクタを外しておきます。
純正シートに付いているシートベルトのバックルを取り外し、シートレールに取り付けます。
シートレールを取り付けた状態のセミバケットシートを車体に取り付けます。
仮組みしてポジション等を確認してから改めて固定した方が良いと思います。
多少重いですが、シート交換自体は一人で十分作業できます。
交換した感想は、乗り降りが多少しにくくなりましたがホールド感は格段に良くなりました。
シートの高さもルームミラーの位置を変更するほど下がりました。
ただし、レールやアダプター、個人の好みによってシートの高さは変わるので一概には言えません。

せっかくですから4点式シートベルトも欲しいところです(^^)
ただ、自作のアダプターの強度が問題なんですが、しばらく様子を見てみようと思います。

満足度:★★★★