ノリックの事故を知ってからテンション下がりっぱなしです。
現場が川崎駅から歩いて20分ほどとのことなので、仕事がはやく終わりそうなら仕事帰りにせめて手だけでも合わせてこようかと思いましたが、実際には新幹線の終電1本前…。_| ̄|○
続報の記事で事故の概要を読んでますます辛くなりました。
片側2車線の道路の走行車線を走行していた加害者のトラックがUターンし、トラックから見て右後方の追い越し車線を走行していたノリックはハンドルを一杯に切って回避行動をとったもののトラックのバンパーに引っかかり、対向車線の反対側の歩道まで飛ばされたそうです。
俺もバイクに乗ってたから分かるけど、回避することが難しい状況になりうるパターンのひとつだと思います。
WGP3勝の現役ライダーのノリックでも避けきれなかったのでしょう。
でも、もし乗っていたのが運動性で劣るビッグスクーターのT-MAXではなく、YZF-R1だったら結果は違ったのかも、とか思ってしまいます。
この事故によって、例のごとく「バイクはキケン」と言う印象が強くなるかも知れません。
なにせ、現役のGPライダーでも回避出来なかったんだから。
確かに、バイクは乗ってる人間の体が剥き出しだし、タイヤが2つしかないから安定性も転ばない車に比べるとキケンには違いない。
それは認めざるを得ません。
でも「本当にそれだけかよ?」と思います。
構造的に危険な要素を持つバイクがよりキケンになる理由は「バイクはキケン。車は安全だから大丈夫」とか思ってるマナーもテクニックも無い4輪ドライバーにもあるんじゃないのかよ、と。
うろ覚えなので正確かわかりませんが、現在売られている車の半分以上がAT車だったと思います。
AT限定なんてお手軽免許制度が出来たおかげで、例えば教習所出たてのヘボが初心者マーク付けてろくすっぽ車両感覚も分からずにATのランクルでフラフラ走ってる。
こんなの牧場にオオカミ放つのと同義じゃないかと思うのですよ。
バイクはキケンと安直に言う前に、じゃ少しでも安全にするにはどうすべきか、同じ道路上を走るものとしてつねに考えていなければならないと思います。
それに、なによりバイクにしかない楽しみがたくさんあります。
だから俺はバイクに乗り続けたいと思います。
今は色々あって原チャリしか乗ってないけど…。